海外ドラマ『ママと恋に落ちるまで(How I Met Your Mother)』で学ぶ日常英会話の第6回記事です。
第6話はハロウィーンパーティを舞台に、テッドの「運命の人」とロビンの彼氏の話。
今回も使える英会話フレーズが満載の回でした。
“Your take on 〜”で相手の見解を聞こう
ハロウィーンパーティで理想の女性に会ったテッドは彼女に関して友人たちに話します。
I just met the perfect woman. She’s funny. She’s beautiful. She loves Star Wars.
Whoa whoa whoa whoa whoa. What’s her take on Ewoks?
Loves them.
Oh good. I don’t know why people are so cynical about Ewoks. The Rebellion would have failed without the Ewoks.
マーシャル:ちょっと待って、ちょっと待って。それで彼女はイウォーク(※スターウォーズに出てくる架空の生物)の事どう思ってるんだ?
テッド:大好きだって。
マーシャル:良かった!なんでみんなイウォークに対しあんなに冷ややかなのか分からないぜ。イウォークがいなきゃ反乱軍だって失敗に終わってたってのに。
“take on 〜”:「〜についての見解」
“Whoa”を連発しているマーシャルですがこれは「まあまあ」とか「ちょっと落ち着いて」という意味、または「おっと」とか「うわっ」など驚きの表現にも使われます。
今回のマーシャルのセリフではその両方のニュアンスを含んでいます。
“take on 〜”は「〜に関する見解」という意味です。
“her take on Ewoks”で「彼女のイウォークに関する見解」となります。
そこ、異性を評価する上で重要ですかね・・・。
海外ドラマや映画ではスターウォーズオタクの男がよく出てきます・・・。
- What’s your take on the policy?
(この政策に関するあなたの見解は?) - Here’s my take on it.
(その件に関する私の見解はこうです)※この後に自分の見解を述べる。
万が一の話をする時に使える”on the off chance”
せっかく出会った理想の女性の連絡先をなくしてしまったテッドは、4年間ハロウィーンになるたびに今年こそは彼女に再会できると夢見ています。
テッドと友人たちは、名前もわからない彼女のことを当時の彼女のハロウィーンコスチュームにちなんで「淫らなカボチャ(Slutty Pumpkin)」と呼んでいます。
Wouldn’t it be the coolest story ever if the Slutty Pumpkin turned out to be my future wife?
Oh, on the off chance that that could happen, maybe we should stop calling her the Slutty Pumpkin.
リリー:まあ、ないとは思うけど万が一にもそういうこともあるかもだし、彼女のこと「淫らなカボチャ」って呼ぶのやめたほうがいいかもね。
“turn out to 〜”:「〜になる」「〜とわかる」
“Slutty”は「淫らな」とか「ふしだらな」という意味です。
“Pumpkin”はハロウィーンでよく使われる黄色の大きなカボチャのことです。
日本で通常見られる緑色のカボチャは英語だと”squash”と言います。
“turn out to 〜”は「〜(という結果)になる」、「〜とわかる(判明する)」という意味なので、”turned out to be my future wife”で「未来の妻になる」ですね。
- Everything he said turned out to be false.
(彼の言ったことはすべて嘘だったと判明した) - Thousands of people turned out to witness the tragedy.
(何千人もの人たちがその悲劇を目撃することとなった)
“on the off chance”:「万が一に期待して」
テッドの妄想に対するリリーの厳しい皮肉のセリフ。
“on the off chance”で「(可能性は低いけど)万が一に期待して」といった意味です。
“on the off chance that 〜”と続けることで「万が一にも〜だから」となります。
原文では”that”が2回続いているため分かりにくいですが、”that could happen”が「〜」の部分に入って、「万が一にもそれが起きるかもしれないから」という意味になっているわけですね。
- Let’s go home now on the off chance that he will arrive early.
(もしかしたら彼が早く着くかもしれないからもう家に帰ろう) - She called in at the office on the off chance that he would still be there.
(もしかしたら彼がまだ会社にいたかもしれないので彼女は会社に電話した)
海外ドラマでよく出てくる”That sucks!”
ロビンは数週間前から密かに付き合っていたボーイフレンド、マイクをハロウィーンパーティに連れてきますが、なんとその場で振られてしまいます。
I just got dumped.
Man, that sucks.
Yeah, it’s OK. I wasn’t that into him.
テッド:うわ、最悪だね。
ロビン:ええ、でもいいの。彼のことそれほど本気だったわけじゃないから。
ここは短い台詞のやりとりなので一気に見ていきましょう。
“dump”で「振る」、”got dumped”で「振られる」ですね。これは第4話でも解説しています。
“Man”は「うわっ」という感嘆詞です。今回のような悲しいニュースを聞いた場合だけではなく、喜びを表す際にも使えます。
“suck”は「最悪」と「最低」という意味です。
“This song sucks!(この曲最悪だな!)”みたいな使い方もしますが、海外ドラマでは会話中に出てくる”That sucks(そりゃ最悪だな)”という使われ方が多いですね。
“into 〜”は「〜に夢中になる」です。
マイクと付き合ってはいたものの、ロビンは「それほど夢中ではなかった(wasn’t taht into)」ようです。
しかし”that(それほど)”という単語が含まれていることを考えると、ただの強がりなのかもしれませんね。
まとめ
以上『ママと恋に落ちるまで』シーズン1 第6話の使える日常英会話でした。
最後にこのエピソードで学んだフレーズや単語をおさらいしてみましょう。
- whoa:うわっ(驚きの表現)、ちょっと待って
- take on 〜:〜についての見解
- slutty:淫らな、ふしだらな
- pumpkin:(ハロウィーンなどで使われる)黄色い大きいカボチャ
- squash:(日本で普通に見られる)緑のカボチャ
- turn out to 〜:〜になる、〜と判明する
- on the off chance that 〜:万が一にも〜だから
- Man:うわっ。(喜怒哀楽を表す感嘆詞)
- suck:最悪、最低
- into 〜:〜に夢中になる
日本のカボチャは”pumpkin”ではなく”squash”というのには結構驚いた方もいるのではないでしょうか。
私も外国人である妻に指摘されて初めて知りました。
“That sucks”は海外ドラマや映画でよく聞く台詞ですね。
“take on 〜”、”turn out to 〜”は海外のブログやニュース記事を読んでいてもよく出てきます。
やはり海外ドラマは教科書には載っていない「使える英語」を学ぶには最高の教材ですね。
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