海外ドラマ『ママと恋に落ちるまで(How I Met Your Mother)』で学ぶ日常英会話の第9回記事です。
今回はサンクスギビングのお話。
サンクスギビングとは日本語で「感謝祭」、アメリカやカナダでは親戚や友人達と集まり大規模な食事会を開く祝日となっています。
マーシャルとリリーはマーシャルの実家へ、テッド、ロビンはボランティアへ向かい、バーニーは・・・いつも通りのバーニーです(笑)
色々な使い方がある”Why not”
サンクスギビングを祝うためマーシャルと一緒にセントクラウドにあるマーシャルの実家、エリクセン家を訪れたリリー。
結婚後も自分の名字を変えたくないと言うリリーと、エリクセン一家の間で微妙な空気が流れます。
But Ericksen is a great last name. People know the Ericksen’s.
Oh, sure, in St. Cloud but our kids aren’t gonna be growing up in St. Cloud. Right, baby?
Why not St. Cloud? I mean, I loved growing up St. Cloud. St. Cloud is a great place to have a childhood.
Oh, so is New York.
リリー:ええ、もちろんです、セントクラウドではね。でも私たちの子供はセントクラウドで育つわけじゃないですから。そうでしょ、マーシャル?
マーシャル:なんでセントクラウドは嫌なんだ?俺はセントクラウドで育って嬉しかった。ここは子供時代を過ごすには最高の場所だ。
リリー:ニューヨークもそうよ。
“gonna”:going toの省略形
まるでリリーとマーシャルが結婚後はセントクラウドに住むかのように話すエリクセン一家を前にリリーは上のように答えます。
セリフ中の”gonna”は”going to”の略です。
口語のため通常は文章では使われませんが、フランクな掲示板や友人同士のメッセージのやり取りでは使われることもあります。
同様に”want to”は”wanna”、”got to(have toのフランクな言い回し)”は”gotta”と略されます。
“Why not 〜?”:「なんで〜ではダメなの?」
セントクラウドには住みたくないというリリーに対しマーシャルは”Why not?(何で嫌なの?)”と聞き返しています。
“Why not”は色々な使い方のできる便利なフレーズです。
まずは、上の会話のように相手が否定形で何かを言った際に、その人がそれを否定した理由を聞くときに使えます。
- A: I don’t want to see her.
(A:彼女には会いたくないな)
B: Why not?
(B:なんで会いたくないの?)
次に、相手が何らかの提案をしてきた際”Why not?”と返すことで、 「なんでnotなの?」、つまり「そうしないわけがないじゃないか」という意味となり、その提案に賛成の意を示すことができます。
- A: Let’s take a break for a while.
(A:ちょっと休憩しようか)
B: Why not?
(B:そうだね)
最後に相手に何らかの提案をしたい場合。”Why not 〜”と、後に動詞を続けることで「なんで〜しないの?」 = 「〜してみたら?」という意味になります。
- Why not ask him directly?
(彼に直接聞いてみたら?)
よく使われるフレーズなので覚えておきましょう。
“I mean”は「つまり」とか「いや、その」といった前置きのような言葉です。
まとめ
以上『ママと恋に落ちるまで』シーズン1 第9話の使える日常英会話でした。
最後にこのエピソードで学んだフレーズや単語をおさらいしてみましょう。
- gonna 〜:〜するつもりだ(”going to 〜”の口語系)
- why not:なんで〜ではダメなの?/もちろん、そうだね/〜したら?
- I mean:つまり/いや、その
- childhood:子供時代
“going to”の口語系”gonna”はよく使われます。
「〜するつもり」は”going to 〜”と決めつけてると突際に聞き取れず理解できなかったりするので、実際に使える英語を学ぶならこういう口語系も覚えておきましょう。
“Why not”も様々なシチュエーションで使える便利なフレーズですね。
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