海外ドラマや映画を見ていると”I’m good”というフレーズがよく出てきます。
このフレーズは日常会話の色々なシーンで使えるなかなか便利な英語です。
使い方によって様々な意味を持つフレーズでもあるので、実際の使用例とともにご紹介します。
「結構です」「大丈夫です」という使い方
“I’m good”には「結構です」とか「大丈夫です」という意味があります。
何かを提案されてそれをやんわりと断りたい場合などに使えます。
実際の例文とともに見てみましょう。
- A: Would you like some coffee?
B: I’m good. Thank you.
(A:コーヒーはいかがですか?)
(B:結構です。ありがとうございます)
“No thank you”と答えても良いのですが、”I’m good”の方が柔らかい響きとなるのでやんわりと断りたい時にはおすすめです。後に、”No thank you”と続けるとより丁寧になって良いでしょう。
- A: Are you sure you don’t need me to pick you up?
B: I’m good. Stop bugging me.
(A:本当に迎えに行かなくていいの?)
(B:大丈夫だってば。しつこいな。)
こちらは”I’m good”と答えているものの、後に続く言葉で乱暴さが伺えます。
後に続く言葉で印象がガラッと変わる良い例ですね。
“I’m good”の実際の利用シーンを、海外ドラマの『ママと恋に落ちるまで』の解説記事でも取り上げています。良かったらご一読ください。
“How are you?”に対する返答としての使い方
日本の学校では”How are you?(調子はどう?)”という質問に対して”I’m fine”という返答をセットで教えられたと思います。
この返答は間違いではないのですが、「元気です」とか「調子いいよ」といった意味ではなく、「特に問題ないよ」、「良くも悪くもないよ」といった意味になります。
それに対して”I’m good”は通常の状態と比べると良い状態にいることを表します。
この違いを知っていたとしても、日本人の感覚だと特に何もなければ「まあまあだよ」といった感じで”I’m fine”と答えたくなっちゃいますが、私が今まで話したネイティブスピーカーは日常的に”I’m good”と言っていました。
明らかに調子が悪いという時でなければ”I’m good”と答える方が無難でしょう。
「元気?」と聞かれて「元気だよー」と答えるようなものだと思ってください。
この辺の微妙な機微が以下のサイトで解説されています。
ネイティブスピーカーが英語学習者の疑問に答えるサイトで、回答はもちろん英語でされているのですが、こういった英文を読むのも英語の勉強になって良いでしょう。
まとめ
以上、”I’m good”の使い方解説記事でした。
“I’m fine”や”No thank you”という日本人なら誰でも知っているフレーズを、ひと言”I’m good”と置き換えるだけでなんだかネイティブっぽさが増して聞こえませんか?
英語の勉強はこういった小さい学びの積み重ねが大事です。
次に誰かに”How are you?”と尋ねられたら”I’m good”と答えてみましょう。