【フィリピン生活情報】日本人が驚くフィリピンの日常生活の実態


フィリピン移住から5年ほどが経ち、そろそろ日本での生活よりこちらでの生活の方が「日常」という感じになってきました。

この間いろいろなことがありましたが、移住当初は「え?まじで?」と思うような出来事も多々ありました。

今回はこの5年間を振り返って、「日本人が驚くフィリピンの生活の現実5選」をお送りしたいと思います。

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銀行口座を持たないフィリピン人

日本人で成人していて銀行口座を持っていないという人はいないかと思います。未成年でも大半の人は口座を持っているでしょう。

ここフィリピンでは15歳以上の銀行口座保有率はわずか34.5%となっています。

私の住む町には銀行どころかATMもないため、お金を降ろすにはジプニーという公共交通機関を利用して街中まで出なければいけません。

それでフィリピン人は困ることがないのかと疑問に思われるかもしれませんが、大方のフィリピン人に貯金という概念はないのであまり困ることはないようです。

多くの企業は給料を銀行振り込みではなく手渡しで支給しています。

宵越しの金を持たないフィリピン人は給料が入れば豪遊し、給料日前には金欠になるという男前な生活を送っています。

あまりに計画性なくお金を使うため1ヶ月間生活費が持たないので、フィリピンでは給料日が15日と月末の毎月2回あるほどです。

フィリピン人のようにここまで極端な浪費をするのは考えものですが、溜め込んでばかりで全く消費せず経済が停滞している日本人ももう少し気軽に消費するようになってほしいですね。

洗濯機・冷蔵庫を持たないフィリピン人


フィリピンでは大半の家庭が洗濯機、冷蔵庫を持っていません。

私の体感ですが保有率は3割といったところではないかと思います。

洗濯はたらいに溜めた水で手洗いが基本です。

当然洗濯には時間がかかるのでフィリピン人に「週末何してたの?」と聞くと高確率で「洗濯してた」という回答が返ってきます。

また、洗濯機を持っていたとしても全自動洗濯機を持っている家庭は極一部です。

大半は二槽式洗濯機や、洗濯機と脱水機は別々に購入、あるいは脱水機能のない洗濯機のみ持っており脱水は手絞りなど、日本での一般的な洗濯と比べるとかなり手間が掛かります。

冷蔵庫も持っていない家庭が大半のため毎日マーケットへ買い物へ行き、購入した食材はすぐに使い切る。あるいは酢を多用した腐敗しにくい調理をするなど工夫を施します。

こう聞くとフィリピンの料理は大変そうと思われるかもしれませんが、フィリピンの大半の家庭ではおかず1品に大盛りご飯、みたいな食事が主流なので料理をする側としては楽なものです

栄養面を考えるとフィリピンの質素な食事が素晴らしいとは言えませんが、力を入れすぎて家庭での料理の負担が重くなりすぎる日本人はフィリピンを見習ってもう少し力を抜いても良いのではないかなと思います。

働き者のフィリピン人女性

フィリピンは男女格差の少ない国として常にランキングの上位入りをしています。

これはフィリピン人男性がフェミニストで、女性を立てて、社会で活躍できる基盤を作った結果・・・、というよりは、フィリピン人男性があまりにも怠け者すぎて男に任せていたら社会が回らないので、フィリピン人女性が必死になって働いた結果そのような社会構造になったと思われます。

フィリピンは女性で持っている国なのです。

男性が女性を妊娠させて逃亡して、結果シングルマザーで子育てをしつつ仕事をこなすという女性がフィリピンには大勢あふれています。

中には、臨月まで働き産後1、2週間で職場に復帰、という女性もいます。

私が今まで働いてきたフィリピンの会社では女性の管理職比率が非常に高く、特にHR(人事部)の重要なポジションなどはほぼ100%女性でした。

政治家の女性比率も高く過去には女性大統領も誕生しています。

女性の活躍無くしてフィリピン社会は回らなくなっているのです。

とは言え、そんな働き者のフィリピン女性も、仕事と家庭どちらが大事かと問われれば迷うことなく家庭と答えます

会社の利益を考えて働くフィリピン人はほぼ皆無です。

残業や休日出勤を嫌うため、会社を経営する側や管理する側からすればこの上なく扱いにくいですが、会社のためにプライベートを犠牲にしがちな日本人は少しフィリピン人を見習ってもいいのではないでしょうか

しかし、フィリピンの女性が社会進出しやすい背景には、経済格差によりメイドやベビーシッターを安く雇えるというある種ネガティブな側面や、祖父母との同居により子育て支援を得やすいという最近の日本人にはあまり好まれない面もあるため、社会構造的にどちらが優れているとか劣っているという話ではないという点にご留意ください。

人口の1割が海外で働いている


フィリピンの人口は2014年に1億人を突破し、少子化の日本とは違い子沢山のフィリピンでは現在もなお人口が増え続けています。

そんな1億人のフィリピン人のうち、なんと10%、約1000万人が現在海外で働いています

10%が海外で「働いたことがある」のではなく現在進行形で「働いている」のです。

過去に海外で働いたことがあるという層も含めれば相当数のフィリピン人が海外へ出稼ぎに行った経験があるということです。

私の周りでも義父、義妹、もう一人の義妹の彼氏など、海外で働く、あるいは働いた経験のあるフィリピン人はたくさいんいます。

フィリピン国内では失業率が高く賃金も安いため、より良い給与の得られる海外へ働き口を求めるフィリピン人が多いのです。

これらのフィリピン人はOFW(Oversea Filipino Worker)と呼ばれ、その海外送金によってフィリピンのGDPの10%を占める重要な稼ぎ頭となっています。

外貨を獲得する、という観点で見ればフィリピン経済に多大な貢献をしていますが、優秀な人材までもが海外へ流れてしまう「ブレインドレイン(頭脳流出)」として社会問題となりつつもあります。

彼らOFWはその高額な給与の多くをフィリピンに暮らす家族のもとへ送り、彼らの生活を支える一家の大黒柱ともなります

フィリピンに残った家族はその仕送りによって、エアコンや車、さらには家を購入するなど、一般のフィリピン人を上回る生活水準を得ることができるのです。

海外で働くのが父親や母親ならわからなくもない話ですが、フィリピンでは多くの場合それが息子や娘、あるいは兄弟姉妹であったりします。

一般的な日本人からすれば理解し難いかもしれませんが、家族愛の強いフィリピン人は海外に出て親兄弟を支える側に立つことにある種の喜びを感じているようです。

これもまたどちらがより優れているという話ではないのですが、日本では「家族に迷惑をかけない」という引き算で家族愛を表すのに対し、フィリピンでは「自分の持つものを家族に分け与える」という足し算で家族愛を表す傾向が強いように思います。

制度としての離婚がない

驚くべきことに、フィリピンにはなんと離婚制度がありません。

カトリックの国フィリピンでは離婚は受け入れがたく、離婚制度を取り入れようとすれば教会の強烈な反発にあって導入することができないのです。

同様の理由でフィリピンでは堕胎も違法となっています。

では、「結婚したもののやっぱり別れたい」となったフィリピン人がどうするかというと、まず手っ取り早い方法が別居です。

離婚はしないものの別居してお互いもう関わり合うことはない、という選択肢。

そしてもう1つの選択肢が「アナルメント」です。

これは「結婚の無効化裁判」を起こして「離婚するも何もそもそも私たち結婚してませんでしたよ?」と言い張る力技です。

「なんだ、ただの言葉遊びで実質離婚制度と同じじゃん」と思われたかもしれませんが、この裁判の手続きには一般のフィリピン人の年収に匹敵する費用と数年の歳月がかかるため一部の富裕層しか利用することはできませんし、それなりの理由がなければ訴えは棄却されます。

なので、配偶者と別れたいフィリピン人は結局別居に落ち着くことが多いようです。

しかし、ここで注意したいのがフィリピンには「姦通罪」があるという点。

日本では不倫は民事責任のため刑事罰が下されることはありませんが、フィリピンでは不倫によって逮捕されることがあり得るのです

実際、妻の通報でホテルで浮気相手と一緒にいた夫が逮捕されたというニュースがたまに流れます。

無用なトラブルを避けるためにも、たとえ婚姻が破綻し別居した相手でも、既婚者と交遊するのは避けるべきでしょう。

まとめ

以上、日本人が驚くフィリピン生活の実態5選をお届けしました。

生活の質という観点から見ればやはり日本に軍配が上がりますが、人生の質という観点から見ると必ずしも日本が優れているとは言えません。

国民の幸福度ではフィリピンの方が日本より高いですし、不便は不便なりに現地の人たちは適応しています。

個人的にはフィリピンと日本は色々な面で対極にあるので、お互いの中間点ぐらいで落ち合えればどちらもより良い国になるのではないかなと思っています。

海外に住むとその国の悪い面ばかりに目が行ってしまいがちですが、見習うべきところは見習い、批判すべきところは批判し、フィリピンの良い面も悪い面もお届けした上で日本のみなさんにこの国に興味を持っていただけたらと思います。

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