今回の記事ではイーサリアム(ETH)のトランザクションが詰まった際にMetamask(メタマスク)でガス代を変更する方法をご紹介します。
ちなみに、Metamaskからトランザクションの表示が消えてしまうということがたまにありますが、そういった際には以下のようにMEWを使ってトランザクションをキャンセルするという方法もあります。
メタマスクの基本的にな使い方を知りたいという方は以下の記事を参照ください。
ガス代を変更した方が良い場合
まずはどんな場合にガス代を変更した方が良いのか?
Metamaskの画面を開くとトランザクションの下に、以下のようなメッセージが表示されることがあります。
Taking too long? Increase the gas price on your transaction
これは「時間が掛かり過ぎですか?トランザクションのガス価格を上げましょう」という意味です。
設定したガス代が低過ぎた為、トランザクション処理が後回しにされ時間が掛かっているということですね。
更にこのトランザクションをクリックするとEtherScanのページに移動して、トランザクションの状態を確認することができます。
すると以下のようなメッセージか・・・、
Sorry, We are unable to locate this Transaction Hash
または、以下のように(Pending)という表示がされるかと思います。
1つ目のメッセージは「該当のトランザクションが見つかりませんでした」という意味で、2つ目の(Pending)は「保留中」という意味です。
私の経験上、極端に低すぎるガス代を設定するとしばらくは「トランザクションが見つかりませんでした」のメッセージが表示されることが多い気がしますが、しばらく待てばPending状態に入るはずです。
そのまま待てばいつかはトランザクションが通りますが、それまで待てないという場合は以下に説明する手順でガス代を上げると良いでしょう。
ガス代を変更する方法
ガス代を変更したいトランザクションの「Taking too long…」のメッセージをクリックします。
「GAS FEE」の右側に表示されている「EDIT」をクリックします。
Ether Gas Stationのページを開いて、現在のガス代を確認します。
次の項目では「Standard(<5m)」よりもほんの少し高い価格を設定すると良いでしょう(急ぎなら「Fast(<2m)より高い値で設定)。
「ガスプライス(GWEI)」を上記で確認した価格に変更して「保存」をクリックします。
「確認」をクリックします。
以上でガス代の変更は終わりです。
まとめ
以上、イーサリアムのトランザクションが詰まった際のガス代変更方法でした。
最近はガス代が高騰することは少なくなってきましたが、たまに60とか超えることはまだあるので、いざという時のために覚えておきましょう。
また、トランザクションを生成する前には記事内にもご紹介したEther Gas Stationでガス代の確認をするのもお忘れなく。