【フィリピン就職事情】フィリピンで仕事を探す方法・給与や注意点は?


マックビー(@Houshi)です。

今回はフィリピンで仕事を探す上で気を付けたい点や、役立つ求人サイト、エージェントなどをご紹介します。

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フィリピンの就職に必要なこと

何をおいても英語力

フィリピンで就職する上でまず必要なのは英語力です。

と言ってもビジネスレベルの英語力は必ずしも求められません。

応募する職種によっては日常会話ができるレベルの英語力で十分と言ったケースもあります。

日常会話レベルと言われてもピンと来ないかもしれませんが、「自分がしたいことや、相手にお願いしたいことを間違った文法でも良いので伝えられる程度」の英語力があれば十分です。

それでも結構ハードルが高く感じられる方もいるかもしれませんが、実際2〜6ヶ月も勉強すれば誰でもこのレベルには到達できます。

環境適応力

日本とは大きく異なる環境で行きていける適応力も大事です。

フィリピンの交通渋滞は日本の比ではないし、ラッシュアワーの満員電車は日本に負けず劣らずといった状況。
 
衛生環境も悪く、食事も多くの日本人の口に合わないでしょう。治安も決して良いとは言えません。

インフラも弱く、首都マニラでも停電・洪水などを体験することになるでしょうしインターネットの速度も遅いです。

周りに頼れる家族・友人のいない環境の中、そういったトラブルにも耐えられる強い精神力が必要になってきます。

フィリピンで仕事探しを始める前に1度は現地を訪れてみて、自分がこの国で生活していけそうか確認しましょう。

必要な学歴やスキルは?新卒でもOK?

フィリピンは日本以上の学歴社会です。

就活において大卒が有利になる点は日本とあまり変わりませんが、高卒でも十分に仕事は見つかります。

中卒だとさすがに厳しくなってきますので、高卒が最低ラインと考えましょう。

スキルに関しては日本の就職において求められるものと同じです。

よくある求人としては営業職、経理、コールセンター、エンジニア、翻訳、管理職などでしょうか。

これらのスキルや職歴を持っている転職組は仕事を見つけるのはそう難しくありません。

それが必須な場合は「required」、必須ではないけど持っていると好ましいという場合には「preferred」といった求人が出されます。

新卒者もpreferredの求人であれば応募が可能ですし、新卒者歓迎と明言している求人も結構あります。

フィリピンで仕事を探す上での注意点

仕事探しにおいて最も気を付けたいのはそれが違法な就業ではないか、です。

最近はコストを安く抑えたいといった目的からか名前を聞いたこともないような中小企業もフィリピンに進出してきています。

そういった企業の中には、採用した日本人従業員にワーキングビザを取らせず、ツーリストビザの延長を繰り返し就業させるケースも多くあります。

面接の際に「ワーキングビザは取得させて貰えるのか」必ず確認しましょう。

ワーキングビザを持たない不法な就労が発覚した場合、罰せられるのは企業側だけではありません。

不法に就労していたあなたも、フィリピンの劣悪な環境の留置所に下手をすれば数週間に渡って拘束され、その後国外退去処分となります。

実際数年前に、インターンという名目で数十人の日本人をワーキングビザなしにコールセンターで不法就労させていた日本企業が告発され、多数の日本人が拘束されたという事件がありました。

こういった情報は、待遇に不満を持っていたり、解雇され逆恨みしたフィリピン人従業員の通報によって発覚することが多いため、「バレないだろう」などと安易な気持ちで働き始めると後に痛い目にあうことになります。

平均的な給与は?


ここ最近のフィリピンの日本人の平均給与は上昇傾向にあるように思いますが、それでも日本国内で貰える給与と比べればやはり見劣りします。

持っているスキルにもよりますが、大体7万から15万ペソ(14万から30万円ぐらい)といったところです。

ただし10万ペソを超えるような求人は大体管理職や大手企業の狭き門か、それなりのスキルを持った専門職です。

特にそういった職歴やスキルがないのであれば、平均的には7万から良くて10万ペソといったところでしょうか。

しかもこれは額面の給与になります。

このレンジの給与だと大体30%の所得税が引かれますので、額面7万ペソだと手取りでは5万ペソを切ってしまいます。

ただし、上記給与は現地採用の場合です。

日本で採用され海外赴任でフィリピン駐在員となった場合には、日本ベースの給与+海外赴任手当が付き、日本で就職するよりも好条件となる場合もあります。

可能であれば日本採用を目指すのがベストでしょう。

とは言え、現地採用の給与額でもフィリピンで生活していく分には十分な額です。

オススメの求人サイト・エージェント

おすすめの求人サイト

こちらのサイトは日本採用の海外赴任という案件が多いです。駐在員は現地採用と比べると待遇が良いので是非チェックしておきたいサイトです。

こちらは現地採用の求人情報が多めとなっています。

こちらの2つはフィリピンの求人情報を扱っている英語サイトですが、「Japanese」で検索すると日本人向けの求人も見つかります。

エージェントが扱っていなかったり、日本語サイトでは見つからないような案件もあるので、是非チェックしておきましょう。

おすすめの就職エージェント

フィリピンの就職ならエージェントはこの2つだけ登録しておけば十分でしょう。

リクルートはみなさんご存知、超大手のエージェント会社ですね。日本採用で駐在員として働きたい方向け。

J-K Networkはフィリピンを拠点にしたエージェント会社で、幅広い案件を取り扱っているのみならず、サポートも手厚いとてもおすすめのエージェントです。こちらは現地採用案件になります。

私もフィリピンで最初の就職はこちらのエージェントを介して紹介して頂いた会社で、採用後に住居を探す際にはスタッフの一人が無料で付き添ってくれとても助かりました。

まとめ

以上、フィリピンで就職上での注意点やお役立ち情報をまとめてみました。

正直フィリピンでの就職は海外就職の中ではかなりハードルが低い方です。

ネイティブレベルの英語力が求められることはありませんし、新卒でも比較的簡単に仕事が見つかります。

フィリピンの英語学校に滞在しながら、卒業が近づいてきたら就職活動を始めるといった方法もあります。

アジアの中ではシンガポール、香港に次いで英語も通じるので、英語のスキルアップにも良いでしょう。

逆に大きなキャリアを築くには物足りないという部分も出てくるかと思いますので、まずはフィリピンを足掛かりにステップアップしていくと良いのではないかと思います。