『アヴァベルオンライン』などの人気スマホゲームの開発会社ASOBIMOが、ゲーム内アイテムの売買が可能なプラットフォーム『アソビマーケット』をオープンしました。
この記事ではアソビマーケットとは何か? また、実際のアイテムの売買方法をご案内します。
目次
ASOBI MARKET(アソビマーケット)とは?
『ASOBI MARKET(アソビマーケット)』はデジタルコンテンツの二次売買が可能なプラットフォームです。
ようするにDL購入した漫画やゲームをユーザー間で中古売買可能とするプラットフォームですね。
暗号資産(仮想通貨)にも使われているブロックチェーンという技術を使用することで、デジタルアイテムの所有権を完全にユーザーのものとしています。
また、このプラットフォームでは『アヴァベルオンライン』や『トーラムオンライン』などアソビモのゲーム内で手に入れたアイテムを売買することも可能となっています。
更に『アヴァベル ルピナス』など、アソビモの『稼ゲー』というプロジェクトに対応したゲームではゲームをプレイすることで「稼ゲーポイント」が手に入り、このポイントをプラットフォーム内で使用される通貨「アソビコイン」に交換することもできます。
ゲームをプレイしてお金を稼げる時代の到来です。
『稼ゲー』に関して詳しくは以下の記事をご覧ください。
ASOBI COIN(アソビ・コイン)とは?
プラットフォーム内ではアソビコイン(ABX)というアソビモ発行のトークンが使用されます。
アソビコインはゲーム内アイテムを購入する際にも利用できるし、ゲームや電子書籍の購入にも使えます。
逆に不要になったゲームなどをアソビマーケットに出品し、アソビコインを得ることもできます。
そうして獲得したコインを使って、またゲームを買って・・・、という形でプラットフォーム内経済が循環する仕組みとなります。
またアソビコインで支払うことで、アソビモのゲーム内アイテムが実質半額で購入できるというメリットもあります。
ゲーム内アイテムの売買方法は?
実際の『アヴァベルオンライン』や『トーラムオンライン』のゲーム内アイテムを売買のやり方は以下の記事を参考にしてください。
アソビマーケットでは24時間に1回0.0001ETHをボーナスとして配布しています。
その受け取り方法も上の記事内で解説してるのでご確認ください。
DLゲームや書籍の中古売買
先に挙げたDLコンテンツの中古販売も画期的なものとなっています。
こちらが開発中のデモ映像ですが、実際に書籍や音楽の売買の様子が見られます。
DL商品は現物と違って劣化しないので、二次取引が可能になると新品の売り上げが下がってしまい製作者になんのメリットもないのでは、と疑問に思われるかもしれません。
しかし、アソビマーケットではスマートコントラクトにより、中古売買の収益が自動的に権利者にも配分されるようになります。
例)200円で電子書籍が中古で売れた場合
・売主+100円
・出版社+70円
・著者+30円
今まで現実の世界では中古ショップの取り分となっていた利益が権利者にダイレクトに還元されるようになるのです。
これはクリエイターにとっては良い変化ですね。
アソビマーケットは以下のようにあらゆるデジタルコンテンツの売買を想定しています。
- 読み終わったデジタルマンガの売買
- 遊び終わったゲームやプレイ中のゲームアイテムを売買
- 聞き飽きた音楽ファイルの売買
二次流通で収益を得られるようになるクリエイターにとっても、DL商品を中古売買できるようになるユーザーにとってもメリットとなるので、今後デジタルコンテツがますます主流となっていきそうですね。
対応タイトル
- アヴァベル・オンライン
- トーラム・オンライン
- イルーナ戦記・オンライン
- ポケヴェル・オンライン
- アルケミアストーリー
- オルクス・オンライン
などの現行タイトルに加え、開発中の
- 「PROJECT エターナル(仮)」
- 「PROJECT A2」新作
- 「アヴァベルオンラインⅡ(仮)」
- 「イルーナ戦記オンラインHD(仮)」
- 「イルーナ戦記オンラインⅢ(仮)」
などの新規タイトルも順次トークンに対応予定。
「PROJECT エターナル(仮)」はスマホ版だけでなく、パソコン、任天堂スイッチ、プレイステーション4版も発売予定。
アソビモと言えばスマホゲームといったイメージですが、かなり力の入った3D-MMORPGとなるようで楽しみです。
その他にも提携会社のゲームでも利用できるようになる予定です。
ロードマップ
2018年12月現在、『アヴァベルオンライン』と『トーラムオンライン』のゲーム内アイテムが売買可能です。
2019年中には電子書籍、音楽などの各種コンテンツも取引可能となります。
そして2021年には中央サーバーの存在しないDAPPS-MMORPGの提供を開始予定。
まとめ
MMORPGメーカーとして実績のあるアソビモのDAPPS-MMORPGには大いに期待したいですね。
デジタルコンテンツのプラットフォームしては、ゲーム会社だけでなく出版社や映画・音楽制作会社の協力も必要になってくるので、どの程度メジャー作品を集められるかが鍵になってくるでしょう。
少年ジャンプのコミックスや、スクウェア・エニックスのような大手ゲーム会社のゲームも取り扱われるようになると嬉しいですね。
いずれにせよこういったプラットフォームが日本企業によって作られるのは喜ばしい限りなので頑張っていただきたいです。
アソビマーケットの他にも以下のようなブロックチェーン技術を利用したプラットフォームのプロジェクトは続々と立ち上がってきています。
ゲームをプレイしてお金を稼ぐという時代が現実となりつつありますね。