【エンバーソード】オープンワールドMMOブロックチェーンゲーム【Ember Sword】


マックビー(@Houshi)です。

今回はイーサリアム・ネットワークを使用したMMOファンタジーRPG『Ember Sword(エンバーソード)』の紹介記事です。

スポンサーリンク

Ember Sword(エンバーソード)とは?

まずはこちらのティザー・トレーラーをご覧ください。

Ember Sword – Announcement Teaser Trailer [OFFICIAL]

ブロックチェーンゲームとしてはかなりのクオリティですね。

エンバーソードはSo Couchが開発中の無料ゲームです。

イーサリアム・ブロックチェーンを使用したオープンワールドのファンタジーMMOで、その世界はプレイヤーたちの手によって作り上げられていきます。

プレイヤーは土地のオーナーとなり、資源・モンスター・NPCなどを配置し、他のプレイヤーたちが利用できるマーケットプレイスなどのサービスを設置することで利益を上げることができます。

プレイヤーはゲーム内アイテムの売買をすることでも利益を得られますが、そのためのアイテムは必ずしも購入する必要はありません。

運営チームは毎月決まった量のアイテムを生成し、PvP(対人戦)、PvE(コンピュータ戦)のイベントクリアなどに応じて、スマートコントラクトを通じてプレイヤーに配布します。

世界と土地

エンバーソードの世界は4つのリージョンに分けられ、各リージョンは上の画像のように240(16 x 16)個のテリトリーから構成されます。

中心部に見えるTownshipのエリアはおそらく開発チームによってコントロールされるエリアと思われます。

Townshipを含む緑色の10×10マスの部分がキングシップ・テリトリー(Land)と呼ばれ、プレイヤーたちが所有し開発することのできるエリアです。

その周囲にあるオレンジ色の部分がワイルダネス・テリトリー(PvE)で、素材集めや、クエスト、ダンジョン攻略が可能なエリアです。

さらにその周囲を囲む赤色の部分がアウトロー・テリトリー(PvP)で、レアな資源や、ブロックチェーンに記録されたトークン・ベースの装飾品を入手できるエリアです。

所有したLand(土地)をどのように開発するかはプレイヤー次第です。

名声のために築城するもよし、PvE用のモンスターキャンプを設置するもよし、鍛冶屋や弓のトレーニング場、あるいは友人のために家を建てるのも良いでしょう。

マーケットプレイスを設置すれば手数料から収益を得ることもできますし、月額料金を設定して土地を貸しに出すこともできます。

土地はオークションによってプレイヤーたちに販売される予定です。

戦闘システム

エンバーソードにはPvP(対人戦)とPvE(コンピュータ戦)の戦闘があります。

クラスレス(クラスのない)システムで、プレイヤーはいつでも武器・アビリティを変えることができ、各武器を使えば使うほどより強力なスキルが獲得できるようになっていきます。

プレイヤーたちはレアな資源や、トークン・ベースのアイテムを獲得できるアウトロー・テリトリーの専有権を巡って争うことになります。

しかし、強力なボスを倒すためには他のプレイヤーたちとパーティを組むことも必要になってきます。

あるいはスキル上げやアイテム獲得のためにソロでモンスターを狩りに出かけても良いでしょう。

経験値システム

エンバーソードではあらゆる行動で経験値を得られます。

何かを収集した際に、作成、強化した際に、アビリティを使用した際に経験値を得られ、その行動に応じたスキルが上昇します。

スキルレベルは1から100まであり、より高いレベルのスキルに到達すれば、より高い効果が得られます。

得られる効果は、新しいアイテムが作成・装備できるようになる、新しいアビリティを詠唱できるようにある、新しい資源を獲得できるようになるなど様々です。

トレード・システム

トレードには以下の4つの手段があります。

  • NPC商人
  • 直接トレード
  • 近隣マーケット
  • プレイヤー商人

NPC商人が取り扱うのは必要最低限の必需品のみで、その他の物は全てプレイヤーによって作られます。

あなたの欲しいアイテムを持っているプレイヤーと直接トレードをすることもできます。

近隣マーケットは土地のオーナーが設置したNPC業者で、プレイヤーはアイテムの委託販売ができ、土地のオーナーは相手が売れるごとに手数料を得られます。

あるいは、プレイヤーが商店を設置し商人となることもできます。

各リージョンにはそのエリアでしか手に入らない固有の資源もあります。

エンバーソードの世界には中央管理されたマーケットプレイスは存在しないため、必要な資源はプレイヤー間で売買しなければなりません。

しかし、所有できるアイテムの数には限度もあるため多量の資源を他のリージョンとトレードしようと思えば、キャラバン(商隊)が必要となることもあります。

プレイヤーは所属するリージョンのTownshipにてキャラバンを構成し、危険なアウトロー・テリトリーを渡り、他のリージョンのプレイヤーたちとトレードを行うことができます。

盗賊たちに襲われる可能性もあるので、友人や他のプレイヤーとの協力プレイが必要となってきます。

ブロックチェーン要素

エンバーソードでは、以下の3つの形でブロックチェーンが使われます。

ゲーム内通貨:PIXEL

エンバーソードの世界ではPIXELという(ERC-20)ベースのトークンがゲーム内通貨として使用されます。

土地:LAND

プレイヤーが所有し、開発できる土地はERC-721トークンとして生成されます。

装飾品

エンバーソードでは、ガス代を不要とするため武器やポーションのような一般的にアイテムはオフチェーンで管理されます。

ブロックチェーンベースのERC-721トークンとして獲得できるのは装飾用のカードです。

プレイヤーはキングシップ・テリトリー内に現れるボスを倒すことで、あるいは、アウトロー・テリトリーのタワーを占有し4時間防衛することでこれらのカードを得られます。

獲得したカードをTownshipの町長に渡すことで装飾品化することができ、武器のスキンや、ペット、キャラクターの特別エフェクトなどが得られます。

また、プレイヤーはこれらのスキンなどをデザイン・提出し、その装飾品がゲーム内でトレードされるごとに収益を得られます。

ロードマップ

2018年9月現在トークンのプライベートセールが実施されています。

2018年第4期にクラウドセール。

2019年第2期に土地のオークション。

2019年第3期、クローズドアルファ。

2019年第4期、クローズドベータ。

2020年第1期、オープンベータ。

ローンチは2020年第4期となっています。

まとめ

正式ローンチがまだ2年以上先となっているのは残念ですが、従来の低クオリティな仮想通貨ゲームとは違い、時間を掛けてしっかりとしたゲームが作り込まれることが期待できるのではないでしょうか。

高スペックのPCはいらなさそう、無料でプレイできるというのも、多くのユーザー獲得に貢献しそうです。

開発者は公式サイトにて顔写真、本名とともにLinkedinのリンク付きで公開しており、ホワイトペーパーなどの資料もかなり作り込まれているのでScamの可能性もないでしょう。

戦闘方法などはあまり詳しく載っておらず肝心のゲームプレイ部分がどの程度面白くなるかは未知数ですが、結構期待して良いゲームではないかと思います。
【Ember Sword公式サイト】

【期待の仮想通貨ゲーム】ブロックチェーンを利用したMMORPG 6選
マックビー(@Houshi)です。 今回は仮想通貨にも使われている技術『ブロックチェーン』を利用した期待のMMOゲーム6選を紹介したいと思います。 現状ブロックチェーン技術を利用したゲームはかなり出てきていますが、正直ゲーム...