マックビー(@Houshi)です。
今回はMMOゲーム『Mankind Reborn(マンカインド・リボーン)』の紹介記事です。
目次
Mankind Rebornとは?
マンカインド・リボーンはFar Frontier Studiosが開発中のサイバーパンクMMOゲームです。
まずはこちらのプレアルファのプレイ映像をご覧ください。
かなりハイクオリティの映像ですね。
ご覧の通りTPS/FPSのMMOゲームとなっていますが、ジャンルとしてはRPGになるようなのでしっかりとしたストーリーが組み込まれると期待されます。
Mankind Rebornのゲーム性
オーバービュー
マンカインド・リボーンは近未来を舞台にしたサイバーパンクMMOです。
プレイヤー達は8つの派閥に分かれ、広大な銀河を舞台に終わりのない争いを繰り広げます。
戦いのアートを極めた者こそが報われる、プレイヤースキル重視の戦闘に、フルルート(倒した相手の所持品を全て奪える)システム。
しかし、マンカインド・リボーンの全ての要素はプレイヤーによって決められます。
星間を股に掛ける企業家となるもよし、金で動く傭兵となるもよし、あるいは人類の行く末を決める派閥のリーダーを目指すのも良いでしょう。
銀河の辺境はしばしば無法になりがちです。政府はそこで開かれるブラックマーケットをなどを取り締まるべく苦心しています。
各派閥は不足する資源を求め、不安定な同盟、あるいは徹底的な交戦に腐心します。
派閥とランク
ゲーム内には以下の8つの派閥が存在します。
- CIVIL PROTECTION COMMISSION(CPC):警官隊
- TERRAN DEFENSE CORPS(TDC):軍隊
- FOLLOWERS OF ETERNITY(FOE):無政府主義テロリスト
- AVALON ENTERPRISES(AE):巨大企業
- THE SYNDICATE(SYN):犯罪グループ
- NORTH STAR MINING(NSM):巨大企業
- GUNS OF THE CONCLAVE(GOTC):傭兵
- ODA ZAIBATSU(OZ):巨大企業
注目したいのがODA ZAIBATSU。
日本に端を発する派閥ですね。
詳しいストーリーまで作り込まれているので興味のある方はどうぞ。
織田財閥は戦後の経済規制が緩和された日本で、2036年5月22日に2つの日本最大の系列会社が合併し設立された。最初に日本を統一した3人の内の1人の名を企業の名として冠することに当時日本国内では多くの議論が巻き起こした。ユニオン・シティ創設企業の1つでありながら徐々にその力を失いつつあることから、2100年に本社を東京からユニオン・シティへ移転したその決断は多くの保守的株主の怒りを買った。当時アジア最大のコングロマリット企業であった織田財閥は本社移転に伴う多少の損失に耐えるだけの力はあった。
織田はユニオン創設企業の1つでありながら、社会的、経済的、そして技術的変化への対応に適応できなくなりつつあった。2124年、20世紀の非ナノマシン技術にこだわるあまり新技術への対応が遅れた織田は急速に倒産の危機を迎えるも、株主の要求による経営陣の解雇により投資家達の信用を回復した。
2132年、子会社であるゴハン・フード・サービス(なんだこの名前・・・)が、中価格帯の居酒屋「ネオヌードル」の第1号点をオープン。ユニオン・シティとアジアを中心に大きな成功を収めるも西洋での規模拡大には悩んでいた。しかし、ゴハン・フード・サービスの2つ目のチェーンレストランは地球でもコロニーでも急速な成功を収める。2分もかからず提供されるシンプルで手軽なドンブリ&ラーメンスタイルの食事は、アヴァロンの至る所にあった「キャッスルバーガー」の「健康な代替食」として受け入れられた。この2つのチェーン店はユニオン中どこでも同じようなロケーションにあり、そのフランチャイズ・オーナー達は宿命のライバルのようなものとなった。
織田はまた、太陽系内外の植民地形成も後手に回った。ここ10年の内にようやくNorth Star Miningからヨーロッパを買い取り、辺境にありまだ正式名称すらないClia 5A48にコロニーを形成したところだ。
2156年までに織田財閥は、社会的不安を取り除くため人々に力を与えたとしてもそれは企業にとって不利になるものではないと請け負うことで、テラ・ユニオン評議会の基盤を築くのに大きな役割を果たした。多くの日本企業同様、織田はShūshin-Koyō(終身雇用)制度を取っていた。社員が企業のために命がけで働き、真の忠誠を示し、己よりも企業を優先するという姿勢だ。この終身雇用制度、思慮のある歩み寄り、そして「企業家ではなく市民のために」という人々の認知は、織田を「ビッグ3」の中で最も魅力的な巨大企業としている。
長っ!
どうでも良いところまでめちゃめちゃ作りこんでますが、こういうバックグラウンドの作り込みはRPGとしては重要な要素ですね。
ここでは翻訳しませんが、8つの派閥それぞれにこういったストーリーが作り込まれています。
更に各派閥には派閥内でのランクが存在するのですが、織田財閥のランクはなかなか秀逸です。
- President(社長)
- Daimyo(大名)
- Omi(使主)
- Yoriki(与力)
- Doshin(同心)
- Komono(小者)
- Salaryman(サラリーマン)
- Shachiku(社畜)
ここまで江戸時代要素を取り入れておきながら、将軍ではなく社長をトップに戴く日本企業の鑑。
そしてサラリーマンのランク低すぎじゃないですかね・・・。小者以下かよ・・・。
更に海外にまで知れ渡っている社畜。
日本人でこのゲームをプレイするなら、織田財閥に入社して社長に成り上がるしかないですね。
経済システム
プレイヤーはコロニーで資源を発掘することができます。
発掘を始める前にまずは得られる資源の種類・質・量をスキャンしましょう。
発掘は手持ちのレーザーで行っても良いですし、掘削装置を派遣することもできます。
しかし、掘削装置は敵対する派閥に襲われる可能性もあるため、自分自身で、あるいは派閥メンバーで、あるいは人を雇って守る必要があります。
ゲーム内には 以下の3種の通貨が存在します。
- 銀河の90%で流通する政府発行の貨幣「ユニオン・クレジット」
- 各派閥の忠誠ポイントとして発行される「スクリップ」
- 様々な手段で入手でき武器のスキンや部屋の家具の購入に使用できる「サービスポイント」
しかし最も安価に良い装備を手に入れる方法は・・・強奪です。
もっとも十分なプレイヤースキルを持っていればの話ですが。
Mankind Rebornのブロックチェーン要素
つい先日、マンカインド・リボーンは8 Circuit Studiosの開発するブロックチェーン・エコシステム『Metaverse(メタバース)』の一部となると発表されました。
8 Circuit Studiosはブロックチェーン・ゲーム『プロジェクトジェネシス』の開発会社です。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
このメタバースに取り込まれることで、例えばマンカインドリボーン内で手に入れた銃をプロジェクトジェネシス内で使用する、といった、いわゆる『クロスゲーム』が可能になります。
メタバースはイーサリアムブロックチェーンを使用しているので、マンカインドリボーンのアセットもイーサリアムトークンとなると思われます。
マンカインドリボーンがどの程度のブロックチェーン要素を取り入れるかはまだ不明ですが、メタバースの独自トークン「8BT」を使用してゲーム内のアイテムの購入も可能になるのではないでしょうか。
メタバースに関して詳しくはこちらのページをご覧ください。
まとめ
ローンチ時期はまだ未定ですが、すでにクローズドテストは行われているので相当開発が進んでいると思われます。
元々、マンカインド・リボーンは仮想通貨ゲームとして作られていたわけではないので、ブロックチェーン要素は未知数です。
ただ逆に言えば、純粋にゲームとして面白いものを目指して開発されてきたわけで、従来の「仮想通貨を稼ぐ」という点に主軸を置いて開発されてきたブロックチェーンゲームとは、そのゲーム性において一線を画すものになるのではないでしょうか。
そこにメタバースの8BTトークンが組み込まれれば図らずも「仮想通貨を稼ぐ」という新たな魅力も加わるわけで、ちょっと注目していきたいゲームです。
なんだかんだでブロックチェーンゲームはまだまだゲームとしては微妙なものが多いですからね・・・。
【Mankind Reborn(マンカインド・リボーン)公式ページ】