フィリピンのファストフードといえばフィリピン国民に大人気の「ジョリビー(Jollibee)」、中華料理の「チャオキン(Chowking)」、世界中どこでも見られる「マクドナルド」に「ケンタッキー」等々。
手頃な値段で無難な味を楽しめるため、全体的に飲食店のレベルが低いフィリピンにおける外国人の緊急避難先としてもそれなりの需要があります。
今回はそんなフィリピンのファストフード店で注文をする際に気をつけてほしい恐るべき罠をテーマにお届けします。
目次
フィリピンのファストフード店での注文は心理戦
飲食店におけるドリンクの利益率は高いため、フィリピンのファストフード店ではあの手この手を使ってドリンクのサイズアップをさせようとしてきます。
その手口は日本の飲食店で行われれば間違いなく問題になるようなものばかり。
中には「お前それ詐欺だろう」というような悪質な手口を駆使してる輩もいます。
今回の記事では私が今まで被害にあった手口を共有しますので、みなさんもフィリピンのファストフード店でオーダーをする際にはお気をつけください。
アイスティーとパイナップルジュースしかない
「ファストフード店といえばコーラ」というのは世界共通の認識かと思いますが、フィリピンのファストフード店では高確率でコーラが品切れとなっています。
「ドリンクは何にしますか?」と聞かれて「コーラ!」と注文すると、8割ぐらいの確率で「今コーラは品切れで、アイスティーとパイナップルジュースしかないんです」という答えが返ってきます。
(※あくまで私の体感ですがここ最近は特にひどくなってきました)
これはセットメニューでアイスティーかパイナップルジュースを注文すると追加料金がかかるため、このどちらかを注文させるための策略と思われます。
本当にその他のドリンクが品切れになっているのか、ただ単に嘘をついているのかは謎です。
私の中ではそもそもその他のドリンクは入荷していないんじゃないか疑惑も出てきています。
「ミディアム?」と聞いてくる
ドリンクを注文すると店員は「ミディアム?」と聞き返してきます。
普通サイズでいいのか聞いてるんだな、と思い「イエス」と応えちゃいますよね?
はい、あなたは罠に嵌りました。
フィリピンのファストフード店において「ミディアム?」は「ミディアムにサイズアップしますか?」の省略形なのです。
普通サイズは「レギュラー」になります。
何もいわずに勝手にサイズアップしてくる
これもなかなかハイレベルな手口ですね。
注文してもサイズを聞いてこず、勝手にミディアムにサイズアップしてくるパターンです。
マニラ空港の第3ターミナルには1階と3階にチャオキンがあるのですが、その両方の店舗で私はこれを経験しました。
注文するときに先手を打って「コーク、レギュラー」などとサイズまで指定するようにしましょう。
1ペソでサイズアップできると嘘をつく
これは私が経験した中で一番悪質なパターンでした。
「ミディアム?」という問いに対して「ノー、レギュラー」と応えると「プラス1ペソでミディアムにサイズアップできますよ」といわれたので「じゃあお願いしようかな」とサイズアップしてもらうとがっつり通常のサイズアップ料金を取られていました。
ここまで行くともう詐欺じゃないですかね。
ただのアルバイトが、そこまでしてサイズアップさせようとしてくるのには何か訳があるのでしょうか?
たとえば担当した客のサイズアップ比率が悪いと怒られるとか、時給に影響してくるとか・・・。
まとめ
以上フィリピンのファストフード店でドリンクを注文する際に気をつけたい手口まとめでした。
参考までに私がこれらの手口に嵌められたのはジョリビーとチャオキンが主でした。
中でもチャオキンはほぼ100%の確率で嵌めにかかってきます。
マクドナルドでは今のところ一度もないと思います。
KFCはそもそもあまり利用しないのでわかりません。
そしてジョリビーもチャオキンももちろんフィリピン資本の会社です。
あっ・・・、なんかもう答えが見えてしまった気がしますね・・・。
みなさんもフィリピンのファストフード店でオーダーをする際にはお気をつけて!