マックビー(@Houshi)です。
Novablitzが流行らなくて悲しいマックビーです。
あまりに流行らないので、今回はNovablitzと同じくブロックチェーン技術を使用したTCG(トレーディングカードゲーム)、『Zombie Battleground(ゾンビ・バトルグラウンド)』に浮気して記事を書きます。
(正確にはNovablitzはまだブロックチェーン技術を実装していませんが、細かいことは気にすんな!の精神で)
目次
Zombie Battlegroundとは?
『ゾンビ・バトルグラウンド』はLoom Networkが開発中のブロックチェーンゲームです。
ジャンルは『マジック・ザ・ギャザリング』や『遊戯王』のような、カードを集めて戦うTCG。
6月3日現在まだ開発中でリリースされていませんが、来週中には大きなニュースがあるとのことなので、リリースは近いと思われます。
まずはiOSとAndroidのモバイル版がリリースされ、将来的にはWindows版とMac版もリリースするようです。
Zombie Battlegroundのここがすごい!
プレイヤー間でカードの売買が可能
『ゾンビ・バトルグラウンド』のゲーム内アセットは全てブロックチェーン上に記録されるため、プレイヤーの持つカードは全てブロックチェーン上に記録されます。
カードの所有権は完全にプレイヤーのものとなり、開発者であるLoom Networkですらプレイヤーの持つカードを破棄・収奪することはできません。
カードはイーサリアムベースのトークン(ERC721)として記録され、プレイヤー同士でカードの売買も可能となります。
おそらく将来的には『Opensea』などのゲームアイテム取引所でも取引されるようになるでしょうが、Loom Network自身がプレイヤー間で直接取引のできるP2Pのマーケットプレイスも開発しているようです。
お金ではなくプレイヤースキルがモノを言う
『ゾンビ・バトルグラウンド』はカードゲームなので、当然強いカードを持つほど勝利の確率は上がります。
しかし、『ゾンビ・バトルグラウンド』は習得しやすいけれども、マスターするのは難しいゲームデザインになっているらしく、お金を出してカードを買うだけでは強くなれません。
自らのスキルを磨いたプレイヤーにこそ、より多くの勝利のチャンスがあります。
またバトルに勝利すれば、ゲーム内通貨やカードパックなどの戦利品が貰えるため、お金をかけなくても勝てば勝つほど強くなるのです。
Zombie Battlegroundのルール
現在リリース前のため詳細は不明ですが、判明している範囲で解説していきます。
ゾンビの種類とエレメンタル
ゾンビにはいくつかの種類があります。
・フェラル・ゾンビ:攻撃的で素早い
・ウォーカー・ゾンビ:攻撃が遅い
・ヘビー・ゾンビ:大きくて、相手ゾンビの攻撃をブロックできる
等々。
また、各ゾンビはエレメンタル(属性)も持っており、その強弱は
火 > 毒 > 生命 > 地球 > 空気 > 水 > 火
の相関関係にあります。
ヒーロー・ゾンビを選ぶ
プレイヤーはまず、ヒーロー・ゾンビを選ぶ必要があります。
これはプレイヤー・キャラクターのようなもので、先にヒーロー・ゾンビを倒されたプレイヤーが負けとなります。
このヒーロー・ゾンビは他のゾンビ同様エレメンタルを持っているので、選ぶゾンビによって戦略が決まってきます。
カードだけでなく、プレイヤー・キャラクターの選択もゲームに影響してくるということです。
デッキの構築
ヒーロー・ゾンビを選んだら次はデッキの構築です。
デッキ構築の際は、あなたのヒーロー・ゾンビの弱点属性を持つゾンビを使用することはできません。
例:もしヒーロー・ゾンビが火属性であれば、水属性のゾンビは使えない。
バトル開始:ゾンビを召喚
バトル開始時に両プレイヤーはデッキからカードを5枚、手札に配られます。
プレイヤーは手札のゾンビをバトルグラウンドに出して戦いますが、ゾンビを召喚するには各ゾンビに設定されたGooというコストが掛かります。
1ターン目では両プレイヤー、1Gooボトルを付与されるので、1Gooコストのゾンビしか召喚できません。
2ターン目では2Gooボトル、3ターン目では3Gooボトルと、ターンごとに増えていくので、回を増すごとにより強力なゾンビを召喚できるようになります。
バトルグラウンドに出た直後のゾンビには「zzz」というマークが表示されています。
次のターンまでゾンビは寝ているので、何もできないのです。
バトル開始:ゾンビを攻撃
相手のゾンビを攻撃するには、自分のゾンビを相手にドラッグするだけです。
各ゾンビには攻撃力と体力が設定されているので、自分の攻撃力の分だけ相手の体力が削られます。
逆に自分のゾンビも相手ゾンビから攻撃を受け、体力が0になったらゾンビは死んでしまいます。
ヒーロー・ゾンビの体力が先に0になったプレイヤーの負けとなります。
まとめ
まだリリースされてないだけにゲームとしての面白さは未知数ですが、リリース時にはそれなりの注目を集めるのではないでしょうか。
スマホ版が先にリリースされるというのも普及を後押しするでしょう。
気がかりなのは、カードが全てゾンビのためデザインに絶望的に魅力がないという点。
これは(特に日本だと)TCGとしては結構致命的なんじゃないかなと思います。
日本で『ハースストーン』ではなく『シャドウバース』が流行ったのは、デザイン面の力が大きかったと思うんですよね。
例えゲームとして面白くてもこのデザインでは「ブロックチェーン・カードゲーム」の覇権になることはないだろうと予想しています。
Loom Networkなどブロックチェーンの技術的な部分に興味がある人たちの間では話題になってワンチャンあるかもですね。