マックビー(@Houshi)です。
今回は天地創造ゲームの名作として名高い『The Sandbox(サンドボックス)』のブロックチェーンゲームバージョンの紹介記事です。
目次
『The Sandbox(サンドボックス)』とは?
サンドボックスはPIXOWL INC.の開発したピクセルアート・ゲームです。
ジャンル的には2D版のマインクラフトというとわかりやすいでしょうか。
プレイヤーは創造主として世界を思うままに操り、シミュレーションゲームのようにプレイすることもできますし、独自のステージを作り上げ、あるいは他のプレイヤーが作ったステージをアクションゲームとして遊ぶこともできます。
その壮大さ、自由度の高さには驚かされることでしょう。
2012年にリリースされた『The Sandbox』とその続編の『The Sandbox Evolution』は累計4000万ダウンロードを数え、今でも月間アクティブプレイヤー数が100万人を超える人気ゲームです。
ブロックチェーン版は2018年12月現在開発中ですが、従来のオフチェーン版は無料でプレイ可能です。
PC版のDLはSteamから。
The Sandbox EvolutionをSteamでDL
スマホ版はiOS・Android版ともにリリースされています。
The Sandbox Evolution
PIXOWL INC.posted withアプリーチ
ブロックチェーンゲーム版サンドボックスの基本情報
まずはこちらのトレーラーをご覧いただくとゲームのイメージがつかめるかと思います。
ブロックチェーン版サンドボックスは3Dゲームとなっています。
ゲームの主な特徴は以下の通り。
- ブロックチェーン+IPFSを利用
- Sandbox VoxEditorによりユーザーが自由にコンテンツ作成
- ユーザー生成コンテンツをERC-1155トークン化
- ゲーム内通貨としてERC-20トークン「SAND」を発行
- マルチプレイヤーによるコミュニティ形成
ブロックチェーン技術に加えて分散型ファイルシステム「IPFS」を使用することで、最終的にはゲームを完全に非中央集権化する予定。
プレイヤーはVoxEditorというツールを使い、ゲーム内コンテンツを自由に作成する事ができます。
作成したモデルはERC-1155トークン化され、マーケットプレイスで売買することも可能。
マーケットプレイスではERC-20ベースの独自トークンSANDが使用されます。
またソーシャルゲームとしての機能も持っており、作成したアバターで他のプレイヤーと交流することもできるようになります。
ブロックチェーンゲーム版サンドボックスのゲームプレイ
ブロックチェーン版のサンドボックスには様々なゲーム要素があり、従来のサンドボックス以上に自由度が増しています。
総勢50人のプレイヤーで戦うバトルロワイヤル
反射神経が重要となるヘリコプター・レース
他のプレイヤーたちと交流できるソーシャルゲーム
その他以下のようなゲームプレイが可能となる予定。
- 冒険
- クラフティング
- スポーツ
- RPG
- ギャンブル
- シューティング
総額2億円のクリエイターファンド
総額200万ドルをクリエイター資金として提供するクリエイターファンドが立ち上げられました。
先着1000名。採用されると一人当たり10〜1,000ドルの資金が提供され、さらにゲームローンチ後にはアートをプレイヤーに販売できるようになります。
アートエディット用ツールVoxEditのDLはこちらのページから。
ファンドへの申し込みはこちらのページ。
まとめ
多彩なゲーム要素を備えておりかなりの開発規模のゲームとなるように思えますが、今年の8月にはAnimocaがPIXOWLを買収するというニュースもあり、約7億円もの資金調達をしています。
【Animoca Brands acquires Sandbox game developer Pixowl to drive blockchain technology】
資金面で問題となることはないでしょう。
既存のオフチェーン版サンドボックスでの実績もあり、開発経験も十分。
肝心のゲーム性ですが、サンドボックスは無料とは思えないほどクオリティが高く、純粋にゲームとして面白いことも間違いなし。
現状版でもユーザー作成のコンテンツも豊富にあり、ブロックチェーン化しゲームでお金を稼げるとなればそれらのユーザーもブロックチェーン版に流れてくるでしょう。
あとはインゲームウォレットなどで、仮想通貨やブロックチェーンの知識がないユーザーへの参入障壁を取り払ってあげれば数十万、数百万のゲーマーがプレイする一大コンテンツとなり得る可能性もあるのではないでしょうか。
サンドボックスの今後に注目して見ていきましょう。