マックビー(@Houshi)です。
今回は仮想通貨にも使われている技術『ブロックチェーン』を利用した期待のMMOゲーム6選を紹介したいと思います。
現状ブロックチェーン技術を利用したゲームはかなり出てきていますが、正直ゲームとして面白いといえるものはあまりありません。
ここで紹介するゲームがリリースされればブロックチェーンゲーム業界は大きく変わるのではないかと期待しています。
目次
コインズアンドスティール(Coins & Steel)
コインズアンドスティールはMoonrealm Entertainmentが開発中のMMOアクションRPGです。
グループ対戦からギルド戦、攻城戦、デスアリーナなど豊富な戦闘が用意されています。
プレイヤーは所属する都市を選ぶことができ、さらにはその都市の統治者をプレイヤーの中から選挙によって選ぶことができます。
統治者は市民税率や他都市との交易などの方針を決めることができます。
もちろんブロックチェーンゲームなので入手したアイテムを売買することもできます。
このゲームの注目すべき点はLOOMネットワークというブロックチェーンを使用することにより、通常ブロックチェーンのトランザクションにかかるガス代という手数料が不要となっている点です。
言われなければブロックチェーンベースのゲームだと気付かない仕様となるとのことなので、仮想通貨資産の保有に必要なウォレット(財布)もゲームアプリに組み込まれるものと思われます。
ブロックチェーン、仮想通貨に関する知識のない人たちも簡単に参入できるというのは嬉しいですね。
コインズアンドスティールの詳細は以下の記事を参照ください。
エンバーソード(Ember Sword)
エンバーソードはイーサリアムブロックチェーンを利用したブラウザベースのMMORPGです。
プレイヤーは土地の所有やマーケットプレイスを通じたアイテムの売買で利益を得ることができます。
運営チームはマーケットプレイスから取引手数料を得ることで利益を得るため、ゲーム自体は無料で提供されます。
また、ユーザーはスキンのデザインをすることができ、そのスキンがゲーム内でトレードされるごとに収益を得ることができます。
純粋にプレイをすることで、そしてデザインをすることで稼ぐことができるということですね。
ロードマップでは2019年第3期にクローズドベータ、2020年第4期にローンチが予定されています。
とはいえ公開されているティザートレーラーを見ると、すでにかなり開発が進んでいるようです。
クオリティもなかなか。
エンバーソードの詳細は以下の記事を参照ください。
デシメイテッド(DECIMATED)
デシメイテッドはFracture Labsが開発中のMMORPGです。
このゲームで注目したいのはその圧倒的なハイクオリティです。
現状ブロックチェーンゲームは、ゲーム性、グラフィック双方において従来のゲームには劣るものが大半です。
しかしデシメイテッドは、現在の最新のPCゲームと比べても見劣りしないクオリティで開発されています。
ゲーム内のプレイの自由度が高そうなのも好ポイント。
文明崩壊後の世界を舞台に、他のプレイヤーを襲うPK(プレイヤーキル)も可能ですし、それらを取り締まる警察側としてプレイすることもできます。
【DECIMATED】
個人的にすごく期待しているブロックチェーンMMORPG。
詳しくはこちら→https://t.co/xfVgkRE5Mcゲーム内で可能な違法行為一覧。
やべぇ・・・。
世紀末都市かな? pic.twitter.com/qy6T5O4NrB— Makbee@CrazyChain (@Houshi) 2018年8月3日
ロードマップでは、2019年第4期にアルファテスト、2020年第4期にローンチとなっています。
デシメイテッドの詳細は以下の記事を参照ください。
チベラ(Chibera)
チベラは多くのブロックチェーンゲームで使用されているイーサリアムではなく、STEEMというブロックチェーンを使用しています。
ジャンルとしてはファンタジーMMORPGになり、従来のMMO同様パーティを組んでモンスターを倒したり、アイテムを生成したり、乗用動物を持ったりといったことが可能です。
こちらもブロックチェーンゲームなのでもちろんアイテムの売買が可能です。
対応機種はWindows、iPhone、Androidとなっていますが、PS4、XboxOneの対応も検討しているようです。
チベラの詳細は以下の記事を参照ください。
プロジェクトジェネシス(Project Genesis)
プロジェクトジェネシスはMMOですがRPGではなくシューティングゲームになります。
こちらのトレーラーに1:20あたりからプレイ映像を見ることができますが、宇宙船でのシューティングゲームと、敵船に乗り込んだ後は銃を使ったFPSの2種類のゲームプレイが可能となるようです。
プロジェクトジェネシスで注目したいのは、『メタバース』と呼ばれる独自エコシステムを採用している点。
このエコシステムには複数のゲームが組み込まれていきます。
次にご紹介する『マンカインドリボーン』もメタバースに参入しているのですが、たとえばマンカインドリボーンで手に入れたアイテムをプロジェクトジェネシスで使用するといった、いわゆる「クロスゲーム」も行われるかもしれません。
オープン・アルファは2019年の中頃、ローンチは2019年第4期となっています。
プロジェクトジェネシスの詳細は以下の記事を参照ください。
マンカインドリボーン(Mankind Reborn)
マンカインドリボーンはFar Frontier Studiosが開発中のMMOゲームです。
こちらの注目点は前述の通り、プロジェクトジェネシスと同じ『メタバース』に参入している点。
また元々はブロックチェーン要素のない通常のゲームとして開発されていたので、純粋にゲームとして見てもかなりハイクオリティです。
トレーラーで見ての通りTPSではあるのですが、ジャンルはMMORPGになるので、ストーリーはかなり作り込まれたものとなるようです。
実際現状開示されている情報を見ただけでも、世界観やストーリー設定がかなり作り込まれているのがわかります。
ローンチ時期は未定ですがすでにクローズドベータは行われたようです。
マンカインドリボーンの詳細は以下の記事を参照ください。
まとめ
ブロックチェーンゲームの魅力の一つとして「ゲームをプレイして稼ぐことができる」という点があるかと思います。
ただ現状、プレイヤースキルが重視されるブロックチェーンゲームはあまりなく、運要素が重視されるゲームやアセットのトレードによって稼げるといったゲームが大半じゃないでしょうか。
従来のゲームと同じレベルで楽しめるブロックチェーンゲームはまだないでしょう。
MMORPGはその点でブロックチェーンゲームのあり方を大きく変えてくれるのではないかと個人的に期待しています。
元々MMORPGではRMT(リアルマネートレード)でキャラクターやアイテム、ゲーム内通貨が売買されてきたという下地があります。
純粋にゲームとして面白ければお金を払ってでもゲームアイテムを手に入れたいという層がいるということです。
RMTなんて考えたこともなかったというプレイヤーもゲーム内オークションでゲーム内通貨を使ってアイテムの売買はしています。
ここで紹介したゲームの多くはゲーム内マーケットプレイス、オークションシステムから手数料を取ることで収益化を考えているため、高額でのアセット販売も必要ありません。
これらのゲームはすべて、おそらくウォレット機能も内蔵するでしょう。
ブロックチェーンゲームが本当に一般に普及していくのは、「プレイヤーにブロックチェーンゲームだと意識させない」、これらのMMORPGの登場がきっかけになるのではないかなと思っています。