マックビー(@Houshi)です。
仮想通貨TRON(TRX)をお持ちのみなさんは、投票を行うことでTRXや他トークンを報酬として得られることはご存知ですか?
「投票って何?」
「TRXを購入したけど投票の仕方がわからない」
今回はそんな人のためにTRONスーパー代表選挙の投票方法を解説します。
目次
スーパー代表選挙とは?
TRONのトランザクションはビットコインのような不特定多数のマイナーによって承認されるのではなく、コミュニティにて選出された27名の代表者が承認しています。
この代表者をスーパー代表者(SR:Super Representative)と呼び、彼らを選出するための選挙がスーパー代表選挙です。
この承認方式はDPoS(Delegated Proof of Stake)と呼ばれ、仮想通貨TRON(TRX)の保有者はスーパー代表選挙において投票することができます。
選挙で投票するメリットは?
DPoSは承認者が少人数であるという仕様上、ビットコインのPoWのような不特定多数の大人数の承認方式と比べると非中央集権制が失われているとも言えます。
承認者は信頼できる人間・団体であるべきであって、その信頼性を担保するのがコミュニティによる投票です。
TRX保有者はTRONネットワークの堅牢性を確保するためにも、信頼できる候補者に投票をすべきです。
候補者はマニフェストを公開しているため、それらを一読してふさわしいと思える候補者に投票しましょう。
多くの候補者は、「選出されたらトランザクション承認によって得た報酬のX%を投票してくれた人に還元する」などの公約も掲げているため、投票すればただでTRXや他のトークンをもらえる、といったメリットもあります。
一度投票をしてしまえば後は勝手に毎日投票報酬が入ってくるので、銀行に貯金をして利息がつくようなものだと思ってください。
とは言え、ネットワークの健全性を保つためにも、報酬の多寡によってではなく候補者が信頼できそうかに重点を置いて投票することをおすすめします。
「具体的に報酬はいくらぐらいもらえるのか」と気になる方は以下の記事をご覧ください。
2018年12月現在、ざっくり言えば年利8%ぐらいを期待できるので悪くない投資ではないでしょうか。
TRONスーパー代表選挙で投票する方法
スマホを使って投票したい場合は以下の記事を参考に『TronWallet』というウォレットアプリをご利用ください。
ここではPCを使って投票する方法をご紹介していきます。
仮想通貨TRXの購入
投票するためにはまずTRXを保有している必要があります。
2018年12月現在、日本国内でTRXを取り扱っている取引所はありません。TRXを購入するなら海外の取引所を利用する必要があります。
日本国内の取引所でBTC(ビットコイン)やETH(イーサリアム)を購入後、海外の取引所に送金してTRXに交換しましょう。
海外の取引所では圧倒的なシェアを誇るBinanceがおすすめです。
TronScanにサインイン
スーパー代表選挙において投票を行うにはTronScanというサイトにアクセスします。
まずは以下のボタンをクリックしてTronScanのページを開いてください。
デフォルトだと英語表記になっているかと思いますが、画面右上の「EN」をクリックすると言語一覧が表示されるので「日本語」を選択しましょう。
TronScanにサインインするには、直接秘密鍵を入力する方法と、ブラウザウォレットを使用する方法があります。
秘密鍵でサインインする方法
まずは秘密鍵を入力してサインインする方法から。
画面右上の「ログイン」をクリックし、「アカウントインポート」をクリック。
自分のウォレットアドレスの秘密鍵を入力して「サインイン」をクリック。
※もしウォレットアドレスを持っていないなら「サインイン」ではなく「ウォレットを作成する」をクリックして、作成したウォレットアドレス宛に取引所からTRXを送りましょう。
ブラウザウォレットでサインインする方法
前述した秘密鍵でサインインする方法はセキュリティの観点からあまりおすすめしません。
できれば、こちらのブラウザウォレットを使用した方法でサインインすることをおすすめします。
ブラウザウォレットとはChromeの拡張機能としてインストール可能なウォレットです。
まずは以下の記事を参考にTronPay、またはTronLinkをインストールしてください。
ブラウザウォレットのインストールが完了したらTronScanのページ右上にある「ログイン」→「TRONLINKログイン」→「TRONLINKログイン」の順にクリックしてください。
これでTronScan上であなたの資産を表示・操作することができます。
TRXをフリーズして投票権を得る
次に、代表選挙の投票権を得るためには、保有しているTRXをフリーズしてBandwidth(バンド幅)、またはEnergy(パワー)に変換する必要があります。
BandwidthやEnergyはトランザクション手数料の支払いに使用することができます。もし詳しく知りたいという方は以下の記事をご覧ください。
TRXをフリーズすると同時にTronPower(TRON投票権)も得られ、このTronPowerを使って投票します。
また、フリーズはウォレットから行うことも可能です。PCなら『TronPay』というウォレットがおすすめです。
しかし今回はTronScan上でフリーズする方法をご紹介します。
画面右上の「ウォレット」→「アカウント」をクリックします。
画面を下にスクロールし「凍結」をクリックします。
フリーズしたいTRX量を入力し、「バンド幅」または「パワー」のどちらにフリーズするかを選択。「凍結を確認する◯◯TRX少なくとも三日」にチェックを入れ、「凍結」をクリック。
以下の画面が出ればフリーズに成功です。
フリーズ中のTRXはトレード・売買が不可能となってしまいます。
フリーズを解除したい場合は先ほどの「凍結」ボタンのとなりにある「解凍」ボタンから行いましょう。
ただし、フリーズした日から3日間は解凍することはできません。
投票する
TRXをフリーズしてTronPowerを得たらいよいよ投票を行います。
画面上部の「TRONスーパー代表」をクリックし、「投票」をクリック。
「チームのページを見る」をクリックすると各チームのバックグラウンドや公約が表示されるのでよく読んでどの候補者に投票するか決めましょう。
「クリックして投票する」をクリック。
投票したい候補者に「投票数」を入力。
「投票を確認する」をクリック。
以下の画面が表示され投票が完了しました。
まとめ
以上、TRONスーパー代表選挙の投票のやり方をご紹介しました。
代表選挙の投票はTRONブロックチェーンの健全性を保つ上での重要な要素となっています。
候補者の公約によっては、投票によって報酬も得られるという直接的なメリットもあります。
TRXを保有している方は積極的に参加するようにしましょう。
今回ご紹介したTronScanは投票以外にも様々な機能を持っています。
詳しくは以下の記事に解説していますのでご一読ください。